【手土産の基本的なマナー】

手土産は慣れていないと、選ぶこともお渡しする際にもどうしたら良いかわからないものです。
そこで、今回の「ビズベニア特集」では、手土産の基本的なマナーについてお話していきます。
手土産のマナー

1.選び方 ~どの様な品を選べば良いのか~

旬のもの、先方の趣向を中心に

まずは、季節の果物や野菜を使ったお菓子など、出来る限り季節感のあるものを考えましょう。夏はみずみずしいものなどが喜ばれますね。手土産で季節感を感じていただくことは、面会した時期を覚えていただくことにも繋がっていきます。

もし、先方の苦手な食べ物が分かっている場合にはその成分が入っている商品を選ぶことは避けましょう。特にアレルギーを引き起こす可能性のある食品には注意が必要です(エビ、カニ、そば入りのおせんべいなど)。

自社の地域の特徴のある品を

出来るだけ、自社の立地している地域のお店やブランドの品を持参するとよいでしょう。先方にとっては普段あまり接することの少ない品は珍しく貴重に感じるものです。また、そうすることで自社の所在地域などを印象付けることが出来るものです。
もちろん特にない場合や、既に何度か手土産をお渡ししている場合には全国区となっている品でも構いません。

避けたいことは、先方の会社の近くのお店で購入することです。
打ち合わせ用の生ケーキなどの場合ならば良いですが、それ以外の場合には先方に、「取りあえず間に合わせで持ってきた」というような印象を与えてしまいます。

使用シーンごとに選ぶ品は変わります

手土産を持参するシーンによって手土産の目的が異なってきます。そうなるともちろん、選ぶ品も変わってきます。

<取引先訪問>

先方の会社を訪問して、責任者の方と面会する場合には個人に差し上げるということよりも、そのグループにお渡しするという意味合いが強くなります。
このような場合には「箱の中の品が個々に包装されたもの」「先方のオフィスのメンバーの数以上の品が入ったもの」「日持ちするもの」であることなどに気を配り手配することが重要です。
オフィス向け営業の手土産

<接待>

会社訪問時とは趣が変わり、先方のご家庭で楽しんでいただく品を選ぶことがポイントです。
これは、先方を会食にお誘いしたことでご主人の帰宅が遅くなってしまったご家族へのお土産を意味しています。女性が好みそうな品やお食事のおかずになりそうな品を選ぶとよいでしょう。
また、接待に出席される方の数分を用意することもお忘れなきようご注意ください。
接待で使える手土産

適切な価格はどの位か

金額については社用の場合、会社ごとに上限を設定されている場合もあると思いますが、概ね3,000円~5,000円位が多くみられる金額です。私は、会社を訪問した際には3,000円、接待の場合には3,000円~5,000円で選んでいました。
個人的な友人への手土産の場合、先方が気を使わない程度の金額、2,000円位が適切です。

2.渡し方 ~いつ、誰が、どのように 渡すと良いのか~

渡し方も、手土産をお渡しするシーンによって大きく変わってきます。

渡すタイミングはいつが良いのか

<取引先訪問>

打ち合わせなどで顧客先を訪問した場合には、一通り名刺交換を行った後、本題に入る前の少し落ち着いた頃合いでお渡しするようにするとよいでしょう。
お渡しする相手は、面会する先方の方々の中で最も職位が高い方にお渡しするようにします。持参者が複数人で訪問する際には同様に職位の最も高い方がお渡しするようにします。

<接待>

選び方の項でも触れておりますが、接待時の手土産はご家族向けのお土産です。
お渡しするタイミングとしては、帰り際もしくは先方がタクシーに乗る際などに「ご家族へのお土産です」と一言添えてお渡しするのがスマートです。

渡し方はどのようにしたら良いのか

<取引先訪問>

渡し方は、中身を手提袋から出して、先方が手土産の正面になるようにし「心ばかりの品ですが、皆さんでお召し上がり下さい」などの言葉を添えてお渡しすると良いでしょう。
袋は持ち帰るのが基本です。しかし、会議室や応接室での面会時など、先方も袋があった方がその後の持ち運びが便利な場合も多いものです。その場合には「袋のまま失礼します」と一言添えてお渡しすると良いですね。

少し気を利かせると、あらかじめ少し大きめの紙袋を用意して、その中に手土産をお店の紙袋ごと入れて持ち運び、お渡しする際に中からお店の袋ごと出してお渡しするという方法もあります。
こうすることで、お渡しする袋も汚れないばかりか取引先の社内を歩いている際に、手土産を持参していることを他の方に見られることもありません。
私の経験としては、先方が、「その外袋も欲しい」とおっしゃられたことも良くありました。

<接待>

接待の手土産では、先方が自宅まで持ち帰ることになりますので、お渡しする際には袋ごとお渡しする方が良いでしょう。
また、お渡しする際には「今晩は楽しい時間をありがとうございました。ご家族でお召し上がりください」と一言添えてお渡しするとスマートです。

3.手土産の持ち運びの際の注意

手土産は、持ち運ぶときにも注意が必要です。冷所保存の手土産はもちろん保冷材などをしっかりと入れ低温が保たれるように運ぶ必要があります。
また、飛行機などで移動する際に、箱などがつぶれないように注意することも重要です。中身には影響がないからと、雑に扱わないようにしてください。
手土産はきれいで当たり前、汚ければ逆に先方にマイナスの印象を与えてしまいます。

意外と見落としてしまいがちなのは、手土産は床に置かないという事です。
手土産の多くは食品です。いくら袋に入っているとはいえ、贈り物としての食べ物を床に置くことはよろしくありません。駅のホームなどで少し降ろしたい場合などには、ベンチの上に置くようにしましょう。訪問の途中でも誰が見ているかわかりません。手土産は訪問途中でも床に置かないことを心がけましょう。

4.手土産とは

手土産は先方との良い関係を築いてゆくためのエッセンスです。
手土産をお渡しする際には、その商品の特徴やエピソード、選んだ理由などをお話しすることで、仕事以外の「人と人として」のコミュニケーションをとり、お互いの心を通わせていくことが出来るのです。

本サイトでは、皆様が先方への思いを込めて、楽しみながら贈り物を選んでいただくことが出来ますよう充実したサイトを目指してまいります。

オフィスで使える手土産